メルセデスの果てしなきスピードへの挑戦!【OPTION1982年7月号より・後編】 

AMG仕様が国産チューンド、最大のライバルか!?
超高級車でもSPL仕様が大人気
チューンド・メルセデス「AMG」

突如、レース界に話題を投じたのが1971年のフランコルシャン24時間耐久レースだった。「AMG」とレタリングされたレース仕様の300SEL6.3が2位を獲得し、たちまち姿を消した。「メルセデスがレース復帰か」と報道されたほどだ。

そして1978年にはモンツァのレースに450SLCが出場して3位入賞した。

AMG社とは3人のパートナーの頭文字だった。メルセデスのチューニングワークスだが、ストリート用のスペシャル版も手掛けている。エンジンチューニング、内外装のグレードアップを施し、さりげないスタイルでポルシェをぶち抜こうというメルセデス・エンスージャストのための会社である。

スペシャル・メルセデスといえば、B+B社のCW311もある。実験車C111-3をロードスポーツ用に開発したような、斬新かつエキサイティングなスタイルだが、B+B社はコーチビルダーである。このCW311のV8/6.3LもAMGでチューンされている。

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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