具体的には、三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」が目を惹きます。フロントフェイス中央のラジエーターグリルを、バンパーの左右コーナー部とアンダーガードの3方向から包み込むようなプロテクト形状として、安心・安全の機能を表現。LEDのリヤコンビネーションランプはボディからテールゲート側まで連続してL字型に点灯します。
インパネは良好な前方視界と開放感を実現し、走行時の車体姿勢の変化がつかみやすい水平基調で、上部をアーチ形状とすることで、包まれるような安心感を表現。
室内は、従来の小型MPVよりもひと回り大きくワイドなサイズにすることで、クラストップの室内空間と多人数乗車に適した乗員レイアウトを実現。乗員間の距離と幅、ヘッドクリアランスが確保されているそう。
3列目では、良好な居住性と乗降性を実現すべく工夫が盛り込まれていて、2列目には6:4分割で前倒しできるシート、3列目には5:5分割で片側ずつ前倒しできるシートを採用。
2列目と3列目のシートを倒すラゲッジモードでは、フルフラットとなり広大な積載スペースとすることができます。
搭載されるエンジンは、1.5L DOHC 16バルブMIVECを静粛性向上など細部にわたって改良したもので、5MTもしくは4ATと組み合わされます。また、軽量化された高剛性ボディと最適化したサスペンションにより、操縦安定性と快適な乗り心地を両立し、最低地上高205mmにより、未舗装路やスコール時も安心して走行することを可能としています。
日本への導入についてはアナウンスされていませんが、市販されればスポーティなコンパクトMPVとして一定の支持を集めそうです。
(塚田勝弘)
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