F1スクール開講!? 夏休み特別付録「Fゼミ夏期集中講座HAND BOOK」でF1博士を目指そう!!【F1速報×F1女子~ハンガリーGP号~】

2017年F1第11戦ハンガリーGPが終わり、F1は約1ヶ月の夏休み! レースを見られないのは寂しいですが、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるのが8月4日(木)発売の「F1速報ハンガリーGP号」です。

しかも今号はF1ファン必見、夏休み特別付録「Fゼミ夏期集中講座HAND BOOK」付きのスペシャルバージョン! 早速見所を見ていきましょう。

■フェラーリは今季チャンピオンを獲れるのか!?

ハンガリーGPで1-2フィニッシュを飾ったフェラーリ。ドライバーズ・チャンピオンシップではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が首位ですが、コンストラクターズ・チャンピオンシップではメルセデスに39ポイント差をつけられ、2番手です。

フェラーリは今季チャンピオンを獲得することができるのか、気になって居ても立っても居られない!という方のために、F1ジャーナリスト達と元F1ドライバーのイワン・カペリによるスペシャル座談会が実現! フェラーリの現状について徹底分析してくれています。

まずはマシンについて。現時点でフェラーリとメルセデス、どちらが優れているのかフランス・オートエブト誌のジャンミシェル・デヌーが語っています。

「メルセデスのシャシーの方が、より複雑に造り込まれていて我々には見えない複雑かつ秘密の部分が多いような気がする。それに対してフェラーリは、なんて言うか素の性能が優れている。いわゆる素性のいいクルマという印象だね」(ジャンミシェル・デヌー)

では、ドライバーズ・チャンピオンシップ争いをしているベッテルとルイス・ハミルトン(メルセデス)はどうでしょうか。

「ドライバーにしても、ベッテルとハミルトンに腕の差はほとんどない。マシン性能も拮抗している状況では、メンタルな強さこそが勝負のカギを握ると思う」(ルイス・バスコンセロス/ポルトガル・ジャーナリスト)

「今年のベッテルは、フェラーリに来てから最大といっていいプレッシャーに晒されている」と語るカペリ。

「今のベッテルのドライビングは典型的な『オーバードライビング』なんだ。どんな状況でもプッシュし過ぎて、すべてを台無しにしてしまう。適切な運転のリズムも、マシン性能を100%引き出すこともできなくなる。いつも限界ぎりぎりの運転で、だから簡単にその限界からはみ出してしまう」(イワン・カペリ)

そして4年連続ワールドチャンピオンを獲得したレッドブル時代とは状況が大きく違うことを、バスコンセロスは指摘しています。

「今のフェラーリには、ドライバーのメンタリティをしっかり分かってる人間がいないことも大きいね。レッドブル時代のベッテルは、皆に愛されてると感じてたはずなんだ。クリスチャン・ホーナー代表は必ずしも有能だとは思わないけど、そういうドライバー心理の理解には長けてたよね」(ルイス・バスコンセロス)

メンタル面から話はアゼルバイジャンGPのセーフティカー中の接触事件へ。様々な意見が飛び交う中、カペリは現在のF1ドライバーに物申しています。

「彼らは文句を言い過ぎだと思うね。どんな細かいことでも、無線で文句を言う。『青旗を全然見てない!』『幅寄せされた!』『インを刺してるのに、スペースを空けてくれなかった!』などなどなど。これじゃ母親に言いつけてる幼稚園児だよ(一同爆笑)」(イワン・カペリ)

そんなこと言っちゃっていいの!? と少し心配になるような話から、ジャーナリストだからこそ感じるフェラーリとメルセデスとのメデイア対応の違いなど、裏話が盛りだくさん! 気になる結論は本誌でチェックしてみてくださいね。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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