初代ロードスターの中古車は2017年8月4日の時点で、246台流通しています。2代目のNB型の中古車が388台ですから、年式を考えると驚異的な流通台数と言えます。
中古車の平均価格の推移を見てみると1年前が約64万円。その後今年の4月まで値上がりが続き約69万円という高値を付けていました。その後値落ち傾向となり、現在では約62万円まで下がっていますが、今回の発表によって再び値上がりに転じる可能性は高いでしょう。
価格帯は10万〜318万円と非常に幅が広いのが特徴です。初代ロードスターは様々なグレードが存在していますが、中古車で最も多いのは1.6の標準車です。続いて1.6Vスペシャル、1.8標準車が続き、限定車だったM2などもわずかですが流通しています。
レストアの開始とともに、ビニール生地のソフトトップやブリヂストン製のタイヤ、そしてNARDI製のウッドステアリング/シフトノブも復刻するというのは、現在所有しているユーザーにとっても嬉しいことです。
このレストアによって世界中で愛された初代ロードスターが、これからもパートナーとして活躍できるというのは素晴らしいことです。今後このサービスがRX-7などロータリーエンジン搭載車にも拡大してほしいです。
(萩原文博)