フォルクスワーゲンのオススメ最新車種、TOP3【2017年版】

真面目な優等生……と喩えられるフォルクスワーゲン。これまでは機能性でその実直さをアピールしてきましたが、最近はとくにデザインを洗練し、見た目にも実直さが伝わるようになってきています。その最新の優等生の実力やいかに?

■ティグアン

17年1月に国内での販売がスタートした通算で2代目となる「ティグアン」。15年7月にフルモデルチェンジしたセダン「パサート」にも通じる水平基調の端正なルックスをはじめ、先代ではアナログだったメーターをTFT12.3インチ大型ディスプレイに変えるなど、機能も大幅にアップデートされました。

その肝となったのが、同社が採用する生産モジュール「MQB」。「ゴルフ」や「パサート」と共有することで生産が効率的になり、結果、細かな機能のつくり込みが成し遂げられています。

■パサート/パサートヴァリアント

 

フォルクスワーゲンの販売する正統派セダン「パサート」。水平基調のスッキリとした外観と同じく、インテリアもインパネを横一閃に横切るエアベントなどでシンプルかつスタイリッシュな雰囲気を強調。ワゴン版の「パサートヴァリアント」では、先代よりも拡大したホイールベースがもたらす荷室の広さも魅力で、後席を倒せば容量は最大で1780Lに。

 

16年11月に行なわれた一部仕様変更では、LEDヘッドライトやパワーテールゲートのほかシートヒーター付きアルカンターラ&レザーシートが標準装備される新グレード「TSIエレガンスライン」を設定。さらに「TSIハイライン」にはTFT12.3インチ大型ディスプレイが備わります。

■ゴルフ

フォルクスワーゲンを代表するモデルである「ゴルフ」。通算7代目である現行型の登場から4年目を迎えた今年、マイナーチェンジが行なわれます。

改良では前後バンパーのデザインを変更し、フロントはよりワイドなスタンスを強調したほか、ヘッドライトはLEDを採用し、同じくLEDのリヤコンビランプが全車に搭載されるとのこと。

また、機能面では初となるジェスチャーコントロールを搭載し、ボタンよりも直感的な操作が可能に。さらに安全装備では、自動ブレーキに歩行者検知機能を追加したほか、60km/h以下でも前走車を追従するシステムを組み込み、機能を向上させています。

 

搭載するパワートレーンも刷新され、排気量をわずかに増やした「1.5TSI Evo」は従来よりも10psアップの150psを発揮。走行中に2気筒を休止する機構やコースティング機構と合わせて燃費は20.0km/L(欧州複合モード)を記録。日本への導入は未定ですが、輸入車を検討している方は、待つのもあり?かもしれません。

(今 総一郎)