帝都自動車交通が7月4日、本田技研工業(以下ホンダ)のFCV(燃料電池車)「クラリティ FUEL CELL」をタクシー車両として導入、同日より東京都特別区、及び武蔵野市、三鷹市で運用を開始したそうです。
帝都自動車交通は、環境保全に向けた活動を積極的に展開しており、ホンダの燃料電池車「クラリティ FUEL CELL」の特徴として、後席3人掛けを実現している点に着目。
ホンダの場合、燃料電池システムを小型化することで、エンジンルームに相当する車両前部に搭載したことで、5人乗りを実現しています。
また、水素満充填までの時間が3分程度とガソリン車と変わらず、一充填当たりの航続距離が約750km(公称値)と長いことや、居住性に優れ、モーター駆動車ならではの静粛性がタクシーに適していると判断したようです。
「クラリティ FUEL CELL」のタクシーへの利用は、今年の6月末から仙台タクシー、大宮自動車、日野交通の3社が順次運用を開始しており、今回帝都自動車交通が4社目となります。
ホンダでは同車のタクシー運用から得られた知見を、今後のFCV開発にフィードバックすることで、さらなる性能向上に繋げる考えのようです。
(Avanti Yasunori・画像:HONDA)
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