ZFではVision Zeroというビジョンを掲げ、交通事故死者数ゼロと排出ガスゼロを目指しています。
そんな目標の現段階での最良なサンプルであるVision Zero Vehicleに試乗することができました。
ベースには明らかにフォルクスワーゲン・トゥーランを使用していますが、外観は派手なデザインでVision Zero Vehicleをアピールします。
パワートレインは排出ガスを出さない電気駆動。電気を使用することで、さまざまな電子制御によるコントロールもダイレクトに素早く、細かく行えるメリットもあります。
まず最初に、ビルトインチャイルドシートの高さに合わせ、シートベルトキャッチが伸びて装着を促します。安全装置は使って効果を発揮するもの。その第一歩を象徴するようなプレゼンです。
走り出すと通常のEV同様に力強いトルクで気持ちよく加速します。
ここで、高速出口を模した道路へとあえて誤進入を試みます。
警告が出るとともに、次第に速度は落ち、ついには停止します。
カメラによる高速出口の標識を読み取るのとGPS及びマップにより、ここが高速出口であると判断しているのです。
一旦リセットして、走り出します。次に、段差のできてしまった部分を乗り越えます。ドライバーがその段差に気付かずに走行しようとすると速度を下げ、危険のないように快適に走行してくれます。