前年同月比120%超、好調の2017年6月軽自動車セールス。ランキングトップ10の顔ぶれは?

増税の影響などから軽自動車のセールス低調が指摘されるようになって久しいところですが、2017年6月は全体で16万1726台と前年同月比121.5%、前月比でも119.7%と好調な数字を残しています。

そんな6月の、全軽自協会(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)が発表した、軽四輪車 通称名別新車販売速報を見ていきましょう。

●2017年6月 軽乗用車販売ランキング(軽自協調べ・速報)
1位 ホンダ N-BOX 17,654台(前月1位)
2位 ダイハツ ミラ 12,475台(同2位)
3位 ダイハツ ムーヴ 11,699台(同3位)
4位 ダイハツ タント 11,342台(同5位)
5位 日産 デイズ 10,937台(同4位)
6位 スズキ ワゴンR 9,340台(同6位)
7位 スズキ スペーシア 8,757台(同7位)
8位 スズキ アルト 7,435台(同8位)
9位 ホンダ N-WGN 6,293台(同9位)
10位 スズキ ハスラー 5,575台(同10位)

すでに今秋のフルモデルチェンジについてティザーサイトも用意されているN-BOXですが、モデル末期になっても、その勢いは衰える様子を見せません。また、新車効果もあってミラ(ミライース)は好調を持続。ベーシックモデルへのニーズを刺激することで軽自動車全体の伸びに貢献しているといえそうです。

トップ10の後半は前月から順位の入れ替わりはありませんが、前年同月比で3割以上の伸びを示すワゴンRとスペーシアは、上位を虎視眈々と狙っている雰囲気を漂わせています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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