今回筆者は大学卒業前の卒業旅行とバイクをもっと知りたいと思い、一人でタイに行ってきました。MotoBe初の海外記事となります。
もちろんスムーズに物事が進むワケもなく、それでもとても興味深い旅となりました。
タイを目指したのは、シンプルに安くて近いからです。と言ってしまうと少し素っ気ないですが、気軽に行けてバイクも多い、一人旅では比較的安全という点でタイを選びました。
早速タイのバイク事情をご紹介していきます。
編集部補足:ちなみに今タイはバイク全盛期と言われています。それは日本で言う80年〜90年代に匹敵するぐらい。日本のレアバイクもどんどんこっちの方に流れてきていて、現在世界で一番バイクがアツい国と言っても過言ではないでしょう。
「ぼろっぼろの車やバイクしかいない」「皆運転が荒い」「交通ルールなんて実質ないようなもの」と想像する方も多いことでしょう。
ですが意外にも交通ルールや車両はしっかりしており、現地の方の運転も危険すぎる!とまでは思わないほどでした(決して安全ではないですが……)。
交通標識は日本と同じく文字が読めなくとも分かりやすい表現のものがほとんどでした。
「進入禁止」「左折のみ可」「◯時〜◯時のみ右折可」など馴染みのある警告ばかりで、文字が読めなくても数字が読めればなんとかなるというものですね。
ただ表示されている位置はバラバラで、異常に上の方にあったり地面に立てかけているだけというものも多く、慣れていなければ初見殺しであることは間違えないでしょう…
車両それぞれに法定速度が設けられており、幹線道路での最高速はバイク・車に限り80キロ、バスは60キロとなっています。基本的に道が空いている場面に遭遇しなかったのですが、皆法定速度は守っているようでした。
ただ、車幅感覚は日本と違い、ヤバいんじゃない?ってくらい前との距離を縮めながら走っています。ここ入ってくるの!?という車線変更も頻繁に行われていました。
場所によって様々ですが、ラフな運転をすればすぐスリップするようなところがほとんどでした。
アルファルトをめくらず、上にアスファルトを重ねたというようなところが多く、バイクのサスペンションの恩恵をたくさん受けることでしょう。
自家用車、タクシー、バス、バイクなど公道を走る車両は日本とそれほど変わりませんが、タクシーはもちろん、皆さんのご想像通りバイクの割合が異常に多いです。
周りを見ればバイクバイクバイクと言う感じで、筆者のようなバイクのエンジン音が精神安定剤みたいな人間にはたまらない環境です。
近い、安い、ちょっとスリリングという点で筆者はタイを選びました。いつもと違う楽しみを見つけたいという方には本当にオススメです。
次回、ライダー必見のタイのバイク事情に続きます!
(ライター:駒月麻顕/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン)
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