ジェンソン・バトンと佐藤琢磨の記事も!今号も見所満載!!【F1速報×F1女子~カナダGP号~】

■ゲイリー・アンダーソンのマシンパフォーマンス通信簿

今号の特集「2017テクニカルトレンド最前線」。各チームのマシンについての詳しい解説はもちろん、ホンダエンジニアに聞く最新パワーユニット・マネージメントなど、この特集を読めば今シーズンのマシンが丸わかりです。

「ゲイリー・アンダーソンのマシンパフォーマンス通信簿」では、ジョーダンやジャガーでテクニカルディレクターを務めた経験を持つゲイリー・アンダーソンが今シーズンのマシンの出来を100点満点で採点! 果たして100点満点はいるのか、そして最下位チームは…!?

中堅グループで最高得点の80点を獲得したのが、カナダGPで表彰台をかけ熱いバトルを繰り広げたフォースインディア。アンダーソンはその理由を以下のように語っています。

「正直なところ、私はVJM10がこれほどの好成績を残せるレベルのマシンだとは思わない。逆に言えば、チームは持てるものを最大限に活かして、ここまで素晴らしい仕事をしてきたということだ。実際、チームがマシンのセットアップと戦略面で高い能力を発揮し、ドライバーたちもマシンをねじ伏せるように攻めたドライビングをしていることが良い結果に繋がっている。私が80点を与えたのは、彼らが格上のチームを相手に健闘していることを評価したからだ。」

■FROM THE PADDOCK UPDATE

カナダGPで印象に残っていることといえばダニエル・リカルド選手(レッドブル)のシューイ……ではなく、チームメカニック対抗で行われた「いかだレース」ではないでしょうか。各チームのメカニック達が、超必死な顔をしていかだを漕ぐ姿は最高! FOMチームのロス・ブラウンがあの大きな体でいかだに乗り、メガホンを持って指示している姿には思わず笑ってしまったり。

そんな「いかだレース」の様子を、私が毎号楽しみにしている「FROM THE PADDOCK UPDATE」で詳しく紹介していますよ!

「いかだレース」は80〜90年代に行われていたカナダGPの恒例行事で、このページの筆者・尾張正博さんもかつてはF1速報カメラマンだったケンサワさんとメディアチームとして参加していたのだとか!

しかし、00年代に入るとこのようなイベントが開催されなくなってしまったそうです…。が、今年のカナダGPで伝統の「いかだレース」が約20年ぶりに復活!

公平性を期すために、いかだは共通製作キットのみで作られ、しかも製作時間はスタート1時間前から45分だけ。

そんな「いかだレース」を制したチームはマクラーレン! その勝因には、ある秘密が隠されていたというのです。

「実は今回参加したスタッフの中に2008年の北京オリンピック・ボート競技の銀メダリストがいたのである(ストフェル・バンドーンのレースエンジニアのトム・スタラード)。スタートから勢い良く飛び出したマクラーレン・ホンダ号は、その後も後続を寄せ付けない圧倒的な速さでフィニッシュ。トラックの荷台に設置された表彰式で歓喜のシャンパンファイトを行っていた」

まさかマクラーレンスタッフの中に北京オリンピック銀メダリストがいたとは! びっくりです。それにしても、厳しいシーズンが続くマクラーレンスタッフの笑顔が見られてよかった! 来年はドライバーも一緒に参加、なんていうのも見てみたいですね。

バトン選手のSUPER GTタイヤメーカーテストに佐藤選手のインディ500。そしてカナダGPレース結果、マシン徹底解説、カナダGP裏話と本当に読みごたえたっぷりな「F1速報カナダGP号」は、書店もしくは三栄書房オフィシャルサイトにて好評発売中です!

ぜひチェックしてみてくださいね!!

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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