SUVの新星「アウディQ2」の実用性とライバルとの差は?

荷室は通常時405L、6:4分割可倒式の後席を倒すと1050Lまで拡大します。なお、アウディA3は380L-1220Lですから後席を立てた状態だとQ2の方が容量は上回っていますが、後席を前倒した際はA3に及びません。

居住性、積載性からしても、小さな子どもが2人いるようなファミリーにも対応してくれるでしょう。それ以上荷物が多い場合はルーフボックスなどを活用する必要がありそう。それでもSUVとしては背が低い方ですから比較的楽に荷物を乗せ降ろしできそうです。

アウディQ2のボディサイズは、全長4200×全幅1795×全高1530mm。ライバルは輸入車では、BMW X1(4455×1820×1610mm)、MINIクロスオーバー(4315×1820×1595mm)、プジョー2008(4160×1740×1570mm)、メルセデス・ベンツGLA(4430×1805×1505mm)、ルノー・キャプチャー(4125×1780×1585mm)あたりでしょうか。

この中で高さ1550mm制限のある機械式立体駐車場に入るのは、アウディQ2、メルセデス・ベンツGLAの2台。

なお、日本勢ではSUBARU XVが全長4465×全幅1800×全高1550mm、トヨタC-HR(2WD仕様)が4360×1795×1550mm、マツダCX-3が4275×1765×1550mm、日産ジュークの「15RX V アーバンセレクション」も4135×1765×1550mmも入庫可能です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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