5月28日(日)はF1モナコGP決勝、インディ500決勝と「世界三大レース」のうちの二つが同日に開催され、モータースポーツファンにとってなんとも贅沢な一日でしたよね。
そしてインディ500では佐藤琢磨選手が日本人初優勝という快挙を達成! 未だに興奮が収まらない方、多いのではないでしょうか。
6月1日(木)発売の「F1速報モナコGP/インディ500特別編集号」は、この2大イベントを同時収録! 通常より16ページ増の超豪華版になっているんです!!
■宿願、成る
まずはF1から……と言いたいところですが、ここはやっぱりインディ特集からでしょう!
インディに参戦して早8年。「12歳のころから、こういった大きなレースで勝つことを夢見てきました」この言葉を遂に実現させた佐藤選手。最高の笑顔で勝利のミルクを飲み、チームと共に喜びを分かち合う姿は本当に感動的でしたよね。
レース勝利後、興奮冷めやらぬなか初勝利についてたっぷり語ってくれているので、その内容を少しだけ紹介しちゃいます!
「(優勝)はもう信じられないですね。いや、うれしいですし、でも本当に勝ったんだという。何か現実ではないみたいで、さっきまであんなに天気がよかったのに今は嵐になっているし。だけど35万人の観衆のなかで走るということだけでもスペシャルで、この5月に入ってから、チームメイトとともにクルマを作り上げてきた結果が、こういうかたちで、最高のかたちでレースを送ることができた。だから本当に幸せです。」
クルマを作り上げていくうえで意識したのは「タイヤ」だったのだそう。
「10~20ラップするとタイヤのデグラレーションが始まって、ここをギャレット(マザーシート/エンジニア)と一緒に注意してクルマを作っていたんです。ですから非常にクルマが安定していて、性能劣化は一番少ないクルマのひとつだったと思います。ですから15ラップすぎからどんどん順位を上げることができて、そこが今日の強さだったと思いますね。」
これまで「日本人初」や「日本人最高位」とモータースポーツの歴史に名を刻んできましたが、インディ500の勝利は佐藤選手にとって、やはり「特別」なものだったのでしょうか。
「どのレースも優劣つけることはできないと思いますね。(13年の)ロングビーチの優勝もとてもスペシャルだったし。だけどインディ500を勝つというのは本当に今までの自分のレース人生の中でも最高の瞬間ですし、この優勝は自分だけのものではなくて、日本もそうだし、チームにとってもそうだし、ホンダにとっても本当にスペシャルな優勝だと思うのですが、まだ実感が湧かないのが正直な所です。」
この他にもレース結果はもちろん、フェルナンド・アロンソ選手のインディ500参戦密着レポートや、会場の様子がまる分かりの「Welcom to Indy」など見所がたくさん!
インディ特集ページを読んでいたら、インディ500を見にインディアナポリス・モータースピードウェイに行きたくなってきました。来年観戦を考えている方、要チェックですよ!