自社開発の最先端技術が満載!旭化成が開発したコンセプトEV「アクシー」【人とくるまのテクノロジー展】

「AKXY」には、金属材料の代替として車両の軽量化を実現するエンジニアリング樹脂や、快適性に優れたシート用人工皮革、各種音声処理技術を利用した車内コミュニケーションシステムなど、多岐に渡る部材やシステム27品目が搭載されており、その多くは量産車への導入が可能とか。

中でも、タイヤ本体(内部カーカス含む)や、ボディ用塗料(アルミペースト他)、リチウムイオンバッテリー用セパレータなど、意外な部位にまで同社の技術テリトリーが広がっていることに驚かされます。

また、脈波を無意識下で検出してドライバーの状態確認を可能にする「非接触バイタルセンシングシステム」や、アルコール濃度を精密に数値化できる「CO2センサー」など、安全運転や事故防止といった自動車業界のトレンドにおいて、今後実用化の可能性を持つ最先端技術も搭載されています。

旭化成は、新事業の創出や世界展開の加速などを基本戦略に掲げており、コンセプトカー「AKXY」を通して国内外の自動車メーカーや、部品メーカーに同社の自動車関連素材・部品・システムをアピールすることで、事業テリトリーの拡大に繋げたい考え。

このように「AKXY」は、プラットフォーム事業を本格始動させるGLMと、事業拡大に乗り出した旭化成のコラボにより、最先端の技術を結集したコンセプトカーとなっています。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

旭化成 「AKXY(アクシー)」
https://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2017/ze170517.html

GLM
https://glm.jp/jp/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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