さらに「スカイライン・ジャパン」では、他にも多角的な戦略をしかけています。
エンジンでは、モデル末期にショートノーズのTIに2L直4を搭載しました。これは直6よりも軽量でパンチのあるエンジンで、スポーティなハンドリングと走りを実現。今振り返ると、次の6代目への布石だったことが伺えます。
また日産は、「ジャパン」の角目2灯を移植したFF ハッチバック「ラングレー」を送り出すなど、イメージ拡大施策も展開。これらの結果として、スカイライン・ジャパンは、ケンメリに次いで歴代2位の販売を達成したのです。
(星崎 俊浩)
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