タイヤを読む! スポーツカーユーザーがいま一番気になる「ピレリDRAGON SPORT(ドラゴンスポーツ)」はどんなタイヤなのか? PR

ピレリDRAGON SPORTのトレッドパターンの特徴は縦方向の4本溝を持つことでしょう。


この溝はそれぞれに役割を持っていますが、センターの2本の溝は指が入るくらい太いのがわかります。この太さは雨の日の高速道路で発生しやすいハイドロプレーニング現象を防ぐためには非常に効果的です。いくらグリップの良いトレッドゴムを使っていてもタイヤが浮いてしまってはその意味がなくなります。雨の高速道路は不安がいっぱいですが、ピレリDRAGON SPORTなら高い安全性を確保していると言えるでしょう。

4本溝の一番外側の溝に接しているショルダーブロックを見てみるとスリットが貫通しないで繋がっているのがわかります。

このデザインを採用したことでDRAGON SPORTには2つのメリットを有しました。

まずひとつめは音対策。走行中、このスリットを通る空気の音を遮断することができます。
もうひとつはショルダーブロックが繋がっていることでブロック剛性をあげることができるのです。
どういうことか説明すると、走行中にブレーキを踏む、アクセルを踏む、こういうとき大きな力がタイヤにかかりますが、 隣りどうしのブロックが繋がってなくスリットで切れてしまっている独立したブロックはよれてしまうことがあります。それが繋がっていることで剛性が増すんですよね。だからしっかりと路面を捉えることができ限界付近でも安定したグリップ力を発揮できます。このメリットがあるおかげでコーナリング中の安心感が産まれるのです。
このトレッドパターンを見るだけでもDRAGON SPORTはグリップ志向のタイヤだということがわかります。