レース好きとして嬉しかったのは、レーシングカーもたくさんあったこと。
ホンダブースとルノーブースにはF1マシンも展示しており、マクラーレンホンダMP4-31(2016年)はコックピット乗車体験も行っていました。やっぱりF1マシンってかっこいいなーと、マシンを隅々まで見ながら一人でニヤニヤ。決して怪しい人物ではないので(と信じたい)ご安心下さい。
今年からWRC(世界ラリー選手権)に復帰、そして6月に行われるル・マン24時間耐久レースでは3台体制で挑み、悲願の初優勝への期待が更に高まっているトヨタ。そのトヨタブースには、レーシングカーがずらりと並んでいました。
なかでも目をひいたのが、1995年に藤本吉郎さんが日本人として初めてサファリラリーで優勝したトヨタ・セリカGT-FOUR。
サファリラリーはアフリカのケニアを中心に行なわれるラリーイベンで、現在はアフリカラリー選手権の一戦ですが、2002年まではWRCの一戦に含まれていました。
ケニアの首都ナイロビをスタート・ゴール地点として、ビクトリア湖周辺のケニア、ウガンダ、タンザニアの3カ国を5日間で5000kmも走破した頃もあり、年によっては完走率が15%を下回ることもあるほど、過酷なラリーだったのです。
そんなサファリラリーを制したセリカGT-FOURのボディは歪んでいたりテープで補強されていたりと、その過酷さを物語っています。また、フロントについているガードは「アニマルバー」といって、動物にぶつかってしまった時にクルマにダメージを与えないために付けられた、サファリラリー独特のもの。
キレイなショーカーを見るのも良いですが、実走車を見るとその時の臨場感を味わうことができて良いですよね。
D1GPエキシビジョンで、タイヤスモークをあげながら迫力の走りを見せたD1マシン達もガレージに集結。
D1ドライバーって怖そうなイメージだったのですが(ドライバーの皆さん、ごめんなさい)、ガレージに出てきてファンの方と写真を撮ったりと、ファンサービス精神旺盛ではありませんか! そして、あの激しい走りからは想像できない優しい笑顔にキュン。そのギャップがまた、D1ドライバーのたまらない魅力です。
ガレージの外に目をむけてみると個性溢れる出展社がずらり! オートサロン屋外verという感じです。屋内のイベントも良いですが、お天気の良い日は屋外イベントが最高に気持ちが良いですよね。
乗用車にスポーツカー、レーシングマシンにチューニングカーと、見て回るだけでとっても楽しい「モーターファンフェスタ」。久しぶりにたくさん歩いて、良い運動になりました!!
(写真:clicccar編集長小林和久/文:yuri)
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