ベッテル逆転優勝!ポールシッターのボッタスが不思議そうに笑った理由とは?【2017F1第3戦バーレーンGP】

2017年F1第3戦バーレーンGPが、バーレーン・インターナショナル・サーキット(全長5.412km、周回数57周)で開催されました。

決勝前日に行われた予選では、バルテリ・ボッタス選手(メルセデス)がキャリア初ポールポジションを獲得しました! 普段からあまり感情が表に出ないボッタス選手ですが、予選後嬉しそうにニンマリと笑う姿にキュンキュンしたのは私だけ!?

2番手のルイス・ハミルトン選手(メルセデス)と3番手のセバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)は予選で負けて悔しいはずなのに、とても嬉しそう。ボッタス選手、愛されキャラだったのですね。

2004年から始まったバーレーンGPは、今年で13回目の開催。2014年からナイトレースになり、砂漠の中に浮かび上がるバーレーン・インターナショナル・サーキットは幻想的な雰囲気です。ライトアップされたコースを走るマシンはいつも以上に輝いてキレイ!

スタート前のフォーメーションラップも終わり、全車がグリットに並びます。初めてポールポジションからスタートするボッタス選手の気持を思うと、いつも以上にドキドキしちゃいました。さぁ、いよいよレースのスタートです!

ボッタス選手、冷静なスタートでトップを守りました!  3番手のベッテル選手は1コーナーで2番手のハミルトン選手をパス。順位を入れ替えます。

順調にレースが進む中、10周目にベッテル選手がピットイン。スーパーソフトタイヤから同じくスーパーソフトタイヤへ履き替えます。どうやらボッタス選手をアンダーカットしようという作戦のようです。

6番手スタートから4番手まで浮上したマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)も11周目、スーパーソフトタイヤに履き替え、コースに戻ります。しかしその直後、ターン4でブレーキトラブルに見舞われコースオフ! リタイアとなってしまいました。マシンを降りたフェルスタッペン選手は壁を蹴り、怒りをあらわにしながらガレージに戻って行きます。

そして今度は、ターン1でランス・ストロール選手(ウィリアムズ)とピットアウトしてきたカルロス・サインツJr.選手(トロロッソ)が激しく接触。「横から当てられた!」と叫ぶストロール選手のマシンがコース上に止まり、サインツJr選手もコース外でストップ。セーフティカーが導入されます。

このタイミングでタイヤ交換をしようと、ピットレーンを各チームのマシンが行き交います。メルセデスの2台はダブルピットストップをしましたが、その間にベッテル選手が前に出て逆転!  1位ベッテル選手、2位ボッタス選手、3位ダニエル・リカルド選手(レッドブル)、4位ハミルトン選手と順位を入れ換えます。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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