松永 和浩 
全日本ラリーなどで活躍しているプロトン サトリア・ネオ。
キャロッセによる昨年の日本導入発表、今年の正式販売決定発表と続いて、念願の国土交通省型式認定取得を果たしました。国土交通省型式番号はABA-BS6。
話題になっていた割には「どこで売っているの？」と疑問の多いクルマだったサトリア・ネオ。この質問の正解は「正式には売っていない」だったのです。なぜなら国土交通省の型式認定がなかったから。しかし、今回の型式認定取得により、いよいよ正規販売が始まるようです。
これまでは型式認定がないのでJAF規定ではマシンが作れないという状況だったために、FIA-Gr.Nとして全日本ラリーに参戦していたサトリア・ネオですが、型式認定が取得できたということで早々にJAF登録が行われ、日本の規定に合わせたより実戦的なマシン作りが行われることでしょう。
また、型式認定の恩恵は競技だけではありません。自動車保険の料率もグンと下がり、維持経費が楽になりますし、車検も持込などをしなくて済みますので面倒なことが減ります。（ただし競技用に仕様変更をしている場合はこの限りではありません）
ともかく、キャロッセにしてみれば、プロトン・ジャパンを立ち上げてから1年余り、やっと正規販売が出来るようになったということで、いままでリザーブされていた顧客に対してもかなりなグッドニュースとなるでしょう。
■プロトン・ジャパン
http://www.proton.co.jp/index.html
（北森涼介）
