── 先代同様、切削タイプのアルミホイールは18、17インチの2種類がありますが、それぞれのモチーフは何ですか?
「18インチは、コンセプトカーのVIZIV 2のサイドラインのV字をイメージして、それを5つ配置したものです。17インチは先代の正常進化版で、より立体感を与えました。いずれも、XVだけにマッチするデザインとして考えています」
── ボディカラーでは、オレンジの色合いがより明るく変更されていますね
「先代は、下地が透けないよう塗装の際に白を混ぜていたんですね。今回はラインを改良してそのままの色で塗装が可能になり、オレンジ色の彩度も上がったんです。新型のインテリアは全車オレンジのステッチを施しましたが、この明るいオレンジと合うように考えたものなんです」
── では最後に。新型はあくまでもXVとして、先代の評判をうまく引き継げたとお考えですか?
「はい。先代が評価された大径タイヤとプロテクターによる安定感、特徴あるホイールデザイン、そしてカラーアワードも受賞した新鮮なボディ色。これらすべての点で進化ができたのではないかと思います」
ハッチバックの「クロス化」は世界的な流行ですが、単にモールを追加して車高を上げただけでは物足りない。そこにどんなアクセントやスパイスを施すかが問われます。XVは、先代の成功でそのあたりの勘所をつかんだのかもしれません。
[お話を伺った方]
株式会社SUBARU
商品企画本部 デザイン部
デザイン部長兼商品開発企画部長 石井 守 氏
(インタビュー:すぎもとたかよし)
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