【新型スバルXV試乗】フルモデルチェンジで手に入れた「X-MODE」の実力を試す

いまやスバルの主流はクロスオーバーSUVになっています。グローバルに見ると、その売上の8割がSUVになっているというほどになっています。

そして、同社のアイデンティティでもあるシンメトリカルAWDと、新しいデザインフィロソフィーである「ダイナミック×ソリッド」がミックスしたスバルSUVの最新作が「SUBARU XV」です。

その新型XVには、同社のアウトバックやフォレスターというSUVに次いで『X-MODE』が搭載されています。これはボタンを押すことでエンジン・トランスミッション・AWD・VDC(横滑り防止装置)を悪路走破性に適正化するよう統合制御するというものです。

2017年5月24日の発売開始を前に、クローズドコースで行なわれた試乗会では、X-MODEの機能を味わうことのできる特設ステージが用意されていました。

試乗前々日にあった予想外の降雪により想定以上にマッディになったコースに、まずはX-MODEオフの状態でトライします。

SUV向けとはいえサマータイヤを履いている状態でも、滑りやすい泥の坂道を確実に登っていく様は、スバルのSUVが世界的に評価されている理由を示しています。乗用車ベースのクロスオーバーとしてオンロードでのストレスない走りと、伝統あるAWD(四輪駆動)システムによる走破性を兼ね備えていることを確認できました。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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