独占インタビューで語ったアロンソの「夢」とは?【F1速報×F1女子~中国GP号~】

濡れた路面と乾いた路面が混在し、難しいコンディションで始まった中国GP。チームの戦略、そしてドライバーの腕が試され、とても面白いレースでしたよね。 そんな中、完璧な走りでルイス・ハミルトン選手(メルセデス)が今シーズン初優勝!

ハミルトン選手の走りも素晴らしかったのですが、中国GPベストドライバーは、やっぱり16番手スタートから驚異の追い上げを見せ3位表彰台を獲得したマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)でしょう!

4月13日(木)発売の「F1速報中国GP号」の各コーナーからも、フェルスタッペン選手への称賛の声が上がっていますよ。

■森脇基恭の〇と×

F1解説でお馴染みの森脇基恭さんが、グランプリ毎に良かったドライバーとイマイチだったドライバーを評価をする「森脇基恭の◯と×」。今回、森脇さんはフェルスタッペン選手に最も大きな◯をつけました。

「追い抜きが難しい今年のマシンで皆が苦労しているなか、最終的に3位表彰台を獲得して見せたドライビングのセンスとテクニックは、素晴らしいのひと言です。」

また、ドライビングテクニックだけでなく、若者らしい真面目さも良かったと語る森脇さん。

「今回キミ・ライコネンは、マシンのフロントが入らなくなった途端にラップタイムが落ちてしまうような場面がありましたが、フェルスタッペンだって当然いろいろなことが起こっていたはず。にもかかわらず、オーバーだとかアンダーだとか無線で文句も言わずに頑張って、しっかりタイムを刻んでいました。金曜日の雨の状況の時も、彼はしっかり走っていましたし、若い人のいいところなのかもしれないのですが、その次元の高さはフェルスタッペンならではの才能だと思います。」

■TURNING POINT 勝負の分岐点

そして、中国GPの勝者、ハミルトン選手もレース後フェルスタッペン選手について語っています。

「マックスは参戦してからずっと素晴らしい仕事をしているし、誰にとっても新鮮な息吹になっている。熱烈なファンもいるし、何度も見事なレースシーンを見せてくれる。期待以上の大物だ。今年のマシンは、走らせるのは最高の気分だけど、オーバーテイクが難しいのが難点だ。そんななかでもマックスは自由自在にパスしてきた。一体どうやったのか、レース映像でじっくり見させてもらうよ。」

誰もが素晴らしいドライビングだったと認めるフェルスタッペン選手の中国GP。レースがスタートしてから、「あれ?もうこんな順位が上がったの!?」とまるで瞬間移動でもしたかのような追い上げでびっくりしたのを覚えています。

そんなフェルスタッペン選手ですが、オープニングラップで唯一スリックタイヤを履いたカルロス・サインツJr選手が後退したのに加え、わずか5.5km足らずの間に、8回ものオーバーテイクを成功させていたのです! このミラクルスタートについてフェルスタッペン選手自身はどのように思っているのでしょうか。

「悪くなかったよ。いいスタートだった。蹴り出しの後、コース中央に寄ってきた前方の2台にブロックされてアクセルを緩めなくてはならなかったけど、ひとつかふたつ順位を上げられた。そこからはスペースを見つけようと必死さ。ターン1ではアウトサイド、ターン2はインサイド、ターン3ではまたアウトサイドへ。とにかく他のクルマの後ろに接近しないよう気をつけた。真後ろにいるとダウンフォースを失って、グリップがなくなるからね。ターン6から8にかけてが特にうまくいったね。動き回ってかなりの台数を追い抜くことができた。」

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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