「Audi Sport」が市販車ベースの「Audi R8 LMS GT4」をワールドプレミア

「Audi R8 LMS GT4」は、市販のAudi R8 Coupe V10をベースに、60%以上の構成パーツを共有しているそう。パワフルかつ高い安全性を実現した同ベースモデルは、購入価格や維持費についてもリーズナブルな設定としていて、アマチュアチームに最適なマシンとされています。

「Audi R8 LMS GT4」が最初に参戦するレースは、5月25日~28日に行われるニュルブルクリンク24時間レース。ヨーロッパで発足したGT4クラスは、今年は世界に広がり、北米、アジア、オーストラリアとヨーロッパの各レースで開催されます。

「Audi Sport GmbH」のマネージングディレクターであるステファン ヴィンケルマン氏は「GT4カテゴリーのモデルが世界参戦できるレースシリーズは、現在世界中で13もあります。Audi Sport GmbHは、GT3とTCRカスタマースポーツのカテゴリーに最大規模で車両を提供しているメーカーのひとつです」とGT4カテゴリーの人気上昇についてコメント。

Audi Sportは2017年シーズン、グレードにより異なりますが、最大出力364kW(495HP)を誇るGT4モデルを最終認証レベルに到達してレース出場申請が出せるように開発を続けると表明。今年後半には生産準備にかかり、今年の年末までにAudi R8 LMS GT4が最初のオーナーに届く予定としています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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