注目の5G利用で何ができるようになる?トヨタとNTTが「つながるクルマ」で協業へ

カーナビなどの利便性向上はもちろん、自動運転技術の確立にも欠かせないのがクルマとインターネットの接続です。

ほかにも、路車間通信、車車間通信など次世代のITSにも「つながる」技術が欠かせません。たとえばトヨタでは、レクサス各モデルやプリウスPHVなどに搭載されているDCMという専用通信機を使ってオペレーターサービスや常時可能な道路情報更新(地図)、セキュリティサービスなどが利用できます。

さらには、プリウスPHVの新サービスの「PHVつながるでんきサービス」もつながる技術を利用したもの。EVモード走行距離や自宅充電量などの情報をトヨタからユーザーがサービス申込みをしている電力会社に提供。

提供された内容は、ユーザーがWEBサイトを通じて確認できるほか、内容に応じて電力会社からユーザーにポイントを付与。そのポイントを利用することで電力料金の支払いや、商品との交換を行うことができるというものです。

「つながるクルマ」、「コネクテッドカー」と呼ばれる技術がそれで、自動車メーカーと通信やIT企業などとの協業が広がっています。ルノー日産(現在は三菱含む)はマイクロソフトなど、トヨタもマイクロソフトと協業し、ホンダとソフトバンクはAI分野で共同研究を開始しています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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