AT全盛の時代でも新車で買える運転が楽しいMT車5選【2017年版】

■フォルクスワーゲン・ポロGTI

小さなボディにハイパワーなエンジンを搭載し、熱い走りが楽しめるクルマにのみ与えられる称号が「ホットハッチ」です。現在ホットハッチという名に相応しいクルマがVWポロGTIでしょう。

ポロGTIは全長約4mというコンパクトなボディに、最高出力141kW(192ps)を発生する1.8L直4ターボエンジンを搭載、6速MTが組み合わされます。軽量なポロGTIのアクセルを踏み込んだ時の全開加速は、最高出力192psとは思えないほどの鋭さが特徴です。

ハイパワーなFF車だとアンダーステアなどが出て扱いづらいのではと思うかもしれません。しかしそこは電子制御式のディファレンシャルロックXDSや専用のスポーツサスペンションにより思い通りのラインをトレースすることが可能です。ポロGTIの車両本体価格は327万9000円です。

■BMW M240iクーペ

“駆けぬける歓び”をキャッチフレーズしているBMW。最新のBMW車種ラインアップの中で最も安いMT車が車両本体価格631万円のM240iクーペです。

2016年9月に登場したM240iクーペは新生代の3L直6Mパフォーマンスターボエンジンを搭載し、従来のM235iクーペと比べて、最高出力は14ps、最大トルクは50Nmアップ。パワフルな直6ターボエンジンに組み合わされるミッションは6速MTで、0-100km/h加速は4.8秒、そしてJC08モード燃費は12.7km/Lと高出力と低燃費を高次元で両立しています。

コンパクトなボディと340psを発生するパワフルなエンジン。そしてFRによる走りはまさに駆けぬける歓びを具現化していると言えます。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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