■トヨタ86/スバルBRZ
FRスポーツカーとして久しぶりに登場したトヨタ86/スバルBRZは2012年4月より販売開始されました。トヨタとスバルが共同開発したスポーツカーで、デザインがトヨタ、開発と設計はスバルが担当しています。
搭載される2L水平対向DOHCエンジンは当初、最高出力147kW(200ps)でした。2016年のマイナーチェンジで、吸排気系の改善を行い最高出力が5kW(7ps)向上。レスポンスが鋭くなりました。同時にサスペンションやボディ剛性の向上そして空力性能の改善などを行った結果、操縦安定性に磨きが掛かりました。
また、ザックスのショックアブソーバーやブレンボ製のブレーキシステムを搭載したグレードを設定し、さらに戦闘力を高めています。車両本体価格は86が262万3320円~339万4440円。BRZは243万円~337万5000円です。
■マツダ・ロードスター
1989年に登場した初代ユーノスロードスターから受け継がれている人馬一体。それはドライバーが意のままにクルマを操ることができることです。2015年に登場した4代目ND型と呼ばれるマツダロードスターはそのDNAをしっかりと受け継いでいます。
現行型のロードスターは、フルオープンモデルには先代よりダウンサイジングされた1.5L直4エンジンをフロントミッドシップに搭載し、前後の車両重量配分はスポーツカーとして理想的な50:50に設定しています。
RFと呼ばれる電動開閉式ルーフ車は2016年に追加され、こちらは車両重量増を考慮して2L直4エンジンを搭載し、両エンジンともに6速MTが組み合わされます。レカロシートや専用チューニングを施したサスペンションを装着したMT車専用グレードのRSを設定しています。ロードスターの車両本体価格は249万4800円~373万6800円です。