誰でもドリフトできる装置を搭載!?マクラーレン720Sがジュネーブの翌日に日本披露!

昨年は、80拠点で1万台を販売し、4年連続黒字となったマクラーレンから、コアとなるスーパースポーツシリーズに新しいモデル「720S」がジュネーブショーで発表されました。ところが、ジュネーブでの発表の翌日(時差の関係から厳密には数時間後)には日本で720Sが発表されました。これはジュネーブを除くと世界初となり、マクラーレンの日本マーケットへの重要性が伺えます。

マクラーレン720Sは「イン・サイド・アウト」、つまりドライバー中心の発想から生まれた、普段使いからサーキットまで楽しめる仕上がりと言います。

デザインは、見てもわかるように新しいデザインの方向性を示し、シルエットはパワフルマッチョ、パワーを感じるものとなっています。すべてが機能に基づいたもので、

例えば、これまでのマクラーレンシリーズの顔を構成する大きなパーツとなるライトは見た目にも大きく変わっています。点灯していないとブラックアウトして見えるライトの周辺部分はエアインテークの役割も果たしているといいます。

スーパースポーツではありますが、実用面でも充実を図っています。特徴的なウイングドアは、開いた時15cm内側に狭くても開くようになっりました。ラゲッジ容量もフロント150L、リヤ210Lを確保しています。グラスエリアは後方ピラー部分にもガラスを用いることで360度の視界を確保。スーパーカーで苦手なバックや車線変更を楽に、安全にしてくれることでしょう。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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