NEDOが一般公道で大規模な自動走行システム実証実検へ!

NEDOは管理法人として、内閣府、警察庁、総務省、経済産業省、国土交通省等と連携して実証実験を推進していく考えで、全体をとりまとめるプログラムディレクターにトヨタ自動車の葛巻清吾氏が就任。

人とクルマや、自動走行車と既存車が共存する「混流交通」の環境下において、以下の5項目が実証実検の重要テーマに位置付けられています。

1)自動走行用高精度3次元デジタル地図
2)人とシステムの間のインターフェース(HMI)技術
3)情報セキュリティ
4)歩行者事故低減
5)次世代都市交通

実証実検は海外メーカーにも公開し、日本から発信することで国際連携・協調を先導、イベントへの一般市民の参加も促すなど、社会受容性の醸成を目指すそうです。

このように、高齢化社会における事故防止に向けた「自動走行システム」の実証実験がいよいよ公道で本格的に実施される見通しになって来ました。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車)

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【関連リンク】

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100726.html

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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