クルマのカテゴリーで現在最も人気があり、勢いがあるのがSUVです。SUVはスポーツ・ユーティリティ・ヴィークルの頭文字で、直訳するとスポーツ用多目的車となります。
悪路走破性に長けたクロカン譲りのスタイリングと乗用車と同レベルの走行性能、乗り心地を実現したモデルで、トヨタハリアーがブームの火付け役といえます。
その人気の高さは、2015年12月に登場したトヨタC-HRが約48000台、2016年2月に販売開始したマツダCX-5が約9000台という受注台数を見ても納得できます。今回は最新国産SUVの中からオススメの5台をピックアップしてみました。
■トヨタC-HR
2016年12月に登場したトヨタC-HRは、ハイブリッド車プリウスに搭載されたTNGAによる新プラットフォームを採用したコンパクトSUVです。ダイヤモンドをモチーフに強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアの対比が個性的なスタイリングが特徴。
搭載されるパワーユニットは、プリウス譲りの1.8L直4エンジン+モーターのハイブリッドシステムと1.2L直4ターボエンジンの2種類。ミッションはすべてCVTが組み合わされ、駆動方式はハイブリッドがFF、1.2ターボが4WDと搭載するパワーユニットによって駆動方式が異なります。
カテゴリーはSUVとなるC-HRですが、全高1550mmに抑えたスタイリッシュなクーペスタイルは80年代のスペシャリティカーの流れを汲んでいるようにも思われます。全車に衝突回避支援パッケージのトヨタセーフティセンスPが標準装備され、価格は251万6400円~290万5200円です。