国交省が保安基準改正、自動運転車の公道走行が可能に!

国交省は昨年11月、省内に自動運転戦略本部を設置。

2016年5月にまとめた「官民ITS構想・ロードマップ2016」で、2017年を目処に限定地域で人流・物流の確保を目的に、無人走行車サービスの実証実験を行う予定としており、具体的には超高齢化が進む中山間地域と「道の駅」を結ぶ自動運転サービスなどを想定しているようです。

これらの実証実検を経て2020年からは民間ベースでの自動運転ビジネスの展開を目指しているそうで、例えば高速バス停と観光地を結ぶ交通手段に活用することで、自動運転車による観光地周遊が実現する可能性も出てきます。

政府はこのように、交通事故の削減や渋滞緩和、少子高齢化による公共交通衰退などに対応すべく、積極的に「自動運転車」を活用していく考えのようです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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