Day3、ラトバラ以下の後続を引き離しつつあったヌービルが最終SSでクラッシュ。2位を堅持していたラトバラは、最終日を前に首位に返り咲きます。
Day4 。残る3本のSSをラトバラは全てトップタイムで駆け抜け、自身のWRC17勝目とともにトヨタに18年ぶりのWRC総合優勝をもたらしました。
これでラトバラはドライバーズ選手権ランキングのトップに立つことに。
チームメイトのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組はDay3再出走後に総合23位迄挽回し、完走を果たしました。
なお、同ラリーのWRC2クラスに参戦した新井大輝と勝田貴元は各々総合19位、22位で完走しています。
ラリースウェーデン最終結果
順位 Car No Driver/Co-driver Team GroupClass
1. 10 J.ラトバラ/M.アンティラ Toyota Gazoo Racing WRT(M) RC1
2. 2 O.タナク/M.ヤルヴェオヤ M-Sport World Rally Team(M) RC1
3. 1 S.オジェ/J.イングラシア M-Sport World Rally Team(M) RC1
4. 6 D.ソルド/M.マルティ Hyundai Motorsport(M) RC1
5. 8 C.ブリーン/S.マーティン Citroen Total Abu Dhabi WRT(M) RC1
6. 3 E.エバンス/D.バリット M-Sport World Rally Team(M) RC1
7. 4 H.パッドン/J.ケナード Hyundai Motorsport(M) RC1
8. 15 S.ルフェーブル/G.モロー Citroen Total Abu Dhabi WRT RC1
13. 5 T.ヌービル/N.ジルソー Hyundai Motorsport(M) RC1
19. 44 H.アライ/G.マクニール Tommi Makinen Racing RC2
22. 43 T.カツタ/M.サルミネン Tommi Makinen Racing RC2
23. 11 J.ハンニネン/K.リンドストローム Toyota Gazoo Racing WRT(M) RC1
※チーム名の後ろの(M)はマニュファクチャラーチームの意味
第3戦ラリー・メキシコは3月9日から12日、メキシコ第5の都市レオンを中心に開催されます。シーズン最初のグラベルラリーで最も高地開催のラリーで、ホストタウンの標高は1815m。高度が2800mにもなるステージもあります。高地では空気中の酸素量が少なく、エンジンがパワーダウンする為、他所とは大きく異なるセッティング=チーム力が試されることとなります。
目指した目標とはいえ、想像以上に早く辿り着いた初優勝。次戦はGAZOO RACING WRTにとって、真価の問われる一戦となるでしょう。
(川崎BASE)