1月13日、東京オートサロン2017の中でSUPER GTに参戦する2種類の新型車両のお披露目が行われました。
レクサスブースでは、全く新しいレクサスRC F GT3が発表されました。
GT3カテゴリーのマシンは、日本ではSUPER GTのGT300クラス、スーパー耐久のST-Xクラスに参戦できるうえに、中国やマレーシア、タイなどを転戦するGT ASIA、ヨーロッパではブランパンシリーズや各国のGT選手権にも参戦可能で、レーシングカーとしてのマーケットはかなり大きいといえます。
今回発表されたレクサスRC F GT3は、これまでのバージョンアップではなく、2016シーズンまで60号車としてSUPER GTのGT300クラスに参戦していたレクサスRC F GT3とも全く別物だということです。外装だけ見てもフェンダー、ボンネット、バンパーなど全く違う造形になっていることがわかります。
そして埼玉トヨペットから発表されたのがマークX MC。
マークX MCはトヨタ86、ロータスエヴォーラに続く3車種目のマザーシャーシマシン。
昨年の夏ごろから噂レベルで話題となっていましたが、結局は86になるんじゃないのか?とか、オートサロンで発表があるとは言っても本当にマークXで出てくるのかどうかはアンベールまでわからない、とまで言われていました。
マザーシャーシでの車両開発はそれだけシビアなものなので、全く新しい車種ともなれば半信半疑となるのも仕方ないことです。そういった意味では、実際の注目度はレクサスRC F GT3よりもこちらのほうが大きかったのではないでしょうか。
マークX MCの発表では参戦発表も行われました。ドライバーは2011年のSUPER GT、GT300クラスでチャンピオンとなったこともある番場 琢選手。そしてパートナーは埼玉トヨペットの走りの専務こと平沼貴之さん。
番場選手と平沼さんはスーパー耐久のST-3クラスでマークXをともにドライブするパートナーでもあり、息はぴったり。
SUPER GT開幕ではかなりの話題になることでしょう。
(写真・文:松永和浩)