ルノー・ルーテシアR.S.トロフィーは、ルノーのワークスブランドであるルノー・スポールがモータースポーツで培った技術を市販車にフィードバックそしてチューニングを施した高性能なモデルです。
ルノー・スポールとは12回のF1コンストラクターズチャンピオンに輝き、2リッタークラスから最高峰のF1までフォーミュラカーの供給では世界ナンバーワンに輝いています。昨年は世界耐久選手権でもタイトルを獲得し、その活躍はフォーミュラ、耐久スポーツカー、GTカーそしてラリーと多岐に及ぶ世界有数のレーシングコンストラクターです。
ルノー・スポールの中でもトロフィーは、最高峰グレードにのみ与えられる称号です。ルノー・ルーテシアR.S.トロフィーは全長4.1mのコンパクトなボディに最高出力220ps、最大トルク260Nmを発生するF1テクノロジーが活かされた1.6L直4ターボエンジンを搭載。搭載されるミッションのエフィシェントデュアルクラッチ(EDC)は制御プログラムやパドルシフトの改良により、シフトスピードが30%速くなっています。
加えて、ローンチコントロールをはじめ競技用ラリーカーの装備を市販車に活用したハイドロリックコンプレッション ダンパー(HCC)など、ルノースポールがモータースポーツで培った競技車両のノウハウを惜しみなくつぎ込んだルーテシアR.S.。高いスピード域での安定性を高めるため、フロント20mm、リア10mm車高が下げられています。そしてステアリングのギア比が13.2:1に低くされて、操縦性とダイレクト感が向上しています。
そのほかにもノーマル、スポーツ、レースという3種類の走行モードを選択できるR.S.ドライブを採用。サーキット走行に適したレースでは横滑り防止装置のESCは解除され、走る、曲がる、止まるすべての感覚がドライバーの意思に応えてくれるようになります。