マツダのGベクタリングコントロール(GVC)は雪道で明確に効果がわかる!?

発表・発売以来、「わかる」「わからない」「言われればわかる」などと言われてきたマツダのGベクタリングコントロール、通称「GVC」を、雪上のテストコースで試すことができました。

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結論からいうと、舗装路面よりも「その効果がわかりやすい」ということでした。

試乗は特別にGVCをオン/オフできるようにした試乗車で行いました。まずは、試乗車のGVCスイッチをまずはオフにして走ります。

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すると、雪道の状況によってまっすぐ走るために、路面状況の変化に合わせ、小刻みに数センチ前後動かしてしまいます。コーナーでも、一定の舵角で曲がって行きたいのに、ちょっとずつステアリングを修正しながら曲がるのを余儀なくされます。

走っている最中にGVCスイッチをオンにしてみます。

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すると、明らかに修正のためのステアリング操作が減ることに気付きます。まっすぐの雪道、新雪ではなくてある程度の轍があったり、固まっているところがあったりする道を走っているとき、修正のため頻繁にステアリングを操作しますが、この回数が減ってくれるのに気付きます。

コーナーでも同じように、ステアリングを一定にしていても不安になることがなく、修正しなくて曲がってくれていくのがわかります。

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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