トヨタとフォードが「スマートデバイスリンク」の業界標準化でコンソーシアムを設立!

SDLを採用する自動車メーカーが増えれば、アプリ開発者が各車載システムと互換性のあるアプリを一度に開発できるため、短期間により多くの利用者に提供できることから、トヨタのコネクティッドカンパニープレジデントの友山専務役員は「SDLの展開に向け、多くの会社の参画を期待している」としています。

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ちなみに、SDLはフォードがスマホ用アプリと車載器を連携させる「AppLink」システムとして2013年に採用。

現在、世界で500万台を超える車両で利用可能になっており、トヨタとしても、レクサスを含め、SDLを用いた車載システムの商品化を2018年頃に予定している模様。

「Google」や「Apple」がそれぞれ、「Android Auto」や「CarPlay」を展開するなか、現在「T-Connect」を展開するトヨタとしても、今後の「コネクテッドカー時代」に備え、スマホ用アプリとの連携が可能な「SDL」の取り組みに向けて具体的に動き出したという訳です。

Avanti Yasunori・画像:Ford Mortors)

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【関連リンク】

T-Connect
http://tconnect.jp/

Ford Smart Device Link
http://lists.genivi.org/pipermail/genivi-smartdevicelink/attachments/20130424/66436e03/attachment.pdf

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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