2016年1年間の中古車の平均価格の推移から浮かび上がったのは、スバル車の相場の安定感とホンダ車の値落ちです。なかでもミニバンは他メーカーと比べても値落ち幅が大きくなっていて、狙っているユーザーには朗報といえるでしょう。
そしてもう一つ、プリウスをはじめとしたハイブリッド車の値落ちが目立ちます。これまで燃費の良いハイブリッド車は中古車となってからも人気が高く、価格は安定していました。しかし、今回はプリウスをはじめ、アクアやフィット、シャトルなどハイブリッド専用車もしくはハイブリッド車を設定するモデルに大きな値落ちが目立っていました。
今回の値動きを見ると、燃費から安全性へとユーザーの志向が変わりつつあると言えるのかもしれません。
(萩原文博)
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