ノーブレーキ! アクセルだけで競うノートe-POWERを使ったワンペダルジムカーナ大会でわかったこと

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コースはスタートしてクランクを通過後にスラローム→クランク→ゴール。というもの。さらに、5m程度のゴールエリアが設けられていて、そのエリア内で完全停止しないといけない。つまりゴールに全開(でいいのかな?)で飛び込み、ゴールエリアをはみ出ても、タイム加算となってしまいます。

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何しろ難しいのが減速。アクセル操作での減速具合をつかみきれずに本番を迎えました。

クランク1つ目をオーバースピードで入らなければ、2つ目はけっこううまくいく。1つめでステアリングを大きく切るとそれで減速できるのです。スラロームはアクセルコントロールだけで、荷重移動をしてやればスムーズ。エンジン車よりもアクセル操作に対する反応はよく、姿勢は作りやすいです。

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とにかく鬼門はゴールでした。ゴールエリアをオーバーすることを怖がり、早めにアクセルペダルを離すとゴールラインにたどり着けないのではないか? と思うほど減速してしまいます。しかし、余分にアクセルを踏むと簡単にオーバー……

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結果、諸星のタイムはトップの39秒25(レブスピード、大井貴之氏)に遅れること5秒強の44秒98で18位。小林和久ヘンシューチョーは45秒72で20位。

18位は何の賞品もなかったけど、20位はキリ番賞ということで、ハーゲンダッツをゲットオオッ。やっぱり持っている人はちがうねえ。

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今回のジムカーナ大会。じつは一番ビックリしたのは走行を終えたときの燃費計が示していた数値が20.1km/Lというものだったこと。あんな使い方しても燃費いいって、こりゃすんげえであります。

(諸星陽一)

この記事の著者

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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