新型マツダCX-5はあまり代わり映えしない!? 外観はどう変わった?

背が15mm低くなったのは、燃費やハンドリング向上を狙ったものではなく、主にデザインのため。全長と同様に、室内高も15mm低くなっているものの、後席に座ってみると、頭上まわりは広々していてその影響はほとんど感じさせません。

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実車で先代と新型を見比べると、新型はよりスタイリッシュになり、ロー&ワイドが強調されているのが分かります。

具体的には、全高を15mm下げ、前後トレッドを10mm拡大し、タイヤを極力外側に配したことでこうした構えを強調。

また、Aピラーを約35mm後退させたことでフロントノーズが長く見えるようになり、スピード感を感じさせるサイドの造形もあって、とくにサイドビューは伸びやかになったように映ります。

ひと目でマツダ車と分かる顔つきは、薄く低い位置に構えるヘッドランプ、LEDフォグランプベゼルなどによりワイド感を強調し、ロー&ワイドなフォルムをさらに強調。鋭くなったリヤコンビランプも少し低い位置になり、重心が下がったことを印象づけています。

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詳細は別の記事でご紹介しますが、新色の「ソウルレッドクリスタルメタリック」の艶やかな「赤」も新型CX-5の見どころ。先代CX-5は、どこかボリューム感のあるフォルムでSUVらしい力感が魅力でしたが、新型CX-5は明らかにスタイリッシュで、ひと皮むけた大人の色気を感じさせます。

写真で見る以上に新型は大きく深化しているのを実感しました。

(文/塚田勝弘 写真/ダン・アオキ)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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