さぁ、いよいよ結果発表です!
■キッズ大賞
参加者も審査員になり、面白かった作品に投票。最も投票数の多かった作品に贈られます。
低学年の部「おふくろマシーン98」(千葉県2年/野口煌世くん)
亡くなってしまったひいおばあちゃんの料理を食べたがっている、ひいおじいちゃんの姿を見て思いついたという「おふくろマシーン98」。手料理を記憶して、同じように作る事ができます。ちなみに「98」は成功率なのだそう。本物の味には少しだけ叶わないというのが、可愛いですね。
高学年の部「資源虫リサイクラー」(宮城県6年生/伊藤智哉くん)
ゴミなどの不要物を新開発の微生物「資源虫」が分解し、100年かけて資源化する優れもの。今の社会に必要のないごみを利用して未来の人々へ資源をとどけられるので、現代も未来にもデメリットがないところが特徴だそうです。資源化するのに100年かかる訳は、「すぐに資源ができてしまうと、今までのように資源の無駄使いしてしまうから。」。素晴らしい!
■審査員特別賞
ゲスト審査員3名がそれぞれ選ぶ審査員特別賞。
茂木賞「こうのとりさん」(愛媛県2年生/井門碧海さん)
赤ちゃんを運んでくれるだけでなく、赤ちゃんがおなかにいる時も生まれてからもずっと元気でいられるよう、一緒に育ててくれる「こうのとりさん」。おなかの中で赤ちゃんを守ってくれるので、流産や早産もなく、お母さんが安心して楽しい妊娠生活をおくれるという、とっても優しい気持があふれている作品でした。
まるも賞「a robot for politics」(静岡県5年生/中西眞緒さん)
政治家にアドバイスをくれるロボット。会議の日時、メモはもちろん、国民がどのような気持なのかをロボットが4種類の表情で教えてくれます。また、指サックサイズにもなり会議へ持ち運びが可能。審査員の方も大絶賛の発想でした。
石田賞「くすの木の中のゆうえんち」(徳島県3年生/高橋恵利さん、桜井あおいさん、栗田空琉くん)
徳島県藍住町に2000年前からあるくすの木に穴があり、その中に遊園地のようなものがあればいいなと思い考えたのだそう。ツバメの速さで滑る事ができるロング滑り台や、化石ほり、ダイヤが出てくるという岩ほりなどとっても楽しそうなアトラクションがたくさんありました。フードコートでは卑弥呼が食べていた食べ物が食べれるそうです! 審査員の石田氏は「徳島県に住んでいる3人ならではの発想が良かった。」と選んだ理由を話していましたよ。
■優秀賞
低学年の部「こわくないもん!はりねずみのハリー」(愛媛県1年生/児玉凛子さん)
ちょっぴり怖がりな児玉さんが考えた、はりねずみのハリー。怖い気持が風船となって膨らんできたらハリーが自分のハリを飛ばしてパチンと割ってくれ、怖い気持がなくなります。でも、ハリーは寂しがり屋なのでいっぱい声をかけて一緒に遊ばないと助けてくれないんだとか。ハリのお手入れも忘れずに。
低学年の部「なんでもかんでも『おじぎ草屋さん』」(三重県3年生/宮川わか葉さん)
夏休みの自由研究で、おじぎ草を調べた時に、動く力を何かに使えないかと思ったという宮川さん。おじぎ草が高い所に洗濯物を干してくれたり、高齢者のひとり暮らしを手伝ってくれます。太陽と土と水だけで動くから、安全で安心。そして緑が増えるのも良いところだそうです。
高学年の部「どこでもいっしょレインボークローバー」(栃木県4年生/熊谷祐芽さん)
クローバーに3Dカメラ、音センサー、匂いセンサー、感触センサーがついていて、遠く離れた人でもそばにいるように感じることができる、ぜひ開発してほしいレインボークローバー。「離れて寂しいと思う人が減って、笑顔が増えると思います。世界中に友達ができたら良いなと思います。」と説明していましたよ。
高学年の部「モスキートドクター」(静岡県6年生/吉岡称くん)
蚊がデング熱などの病気をうつすことから、ワクチン接種にも役立つのではないかと思い考えたのだそう。蚊に刺されると痒くなるのは、蚊が出す唾液が原因。その唾液を出さない蚊を作るという発想もおもしろかったです。蚊にさされても痒くない、注射が痛くない、まさに一石二鳥です!