フォルクスワーゲン ゴルフ・ヴァリアントの魅力を再確認する

試乗車であるTSI Comfortlineに搭載されている1.2Lの直列4気筒DOHCターボ(105ps/175Nm)でも意外に軽快に走ります。乗り心地もTSI Highline以上になるとやや硬めに感じさせるゴルフ・ヴァリアントですが、205/55R16というタイヤサイズもあって比較的平和な印象を受けます。取り回ししやすいサイズで使いやすい荷室を望むなら294万9000円という価格はお買い得かもしれません。

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また、上級グレードのTSI Highlineは、17インチアルミホイールやシルバーのルーフレールを装着し、上質感を演出。1.4L 直列4気筒DOHCターボにより140ps/250Nmを発揮。荷物を満載した状態でもモアパワーを抱かせるシーンは少ないはず。

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荷室容量は通常時でも605Lと十分な広さが確保されていて、60:40分割可倒式の後席の背もたれを前倒しするだけで最大1620Lまで拡大されます。開口部も大きく、路面から開口部下端までの距離も低めですから、大きな荷物でも容易に積載できます。また、トノカバーは荷物のサイズや量に応じて3段階でスライド位置の調整が可能で、外したトノカバーを荷室下に収納できるなど、使い勝手は良好そのもの。

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ハッチバックのゴルフでは積載スペースが足りないという方に最適なゴルフ・ヴァリアント。走りの面では、ハッチバックと比べるとボディ剛性や乗り心地の面で不利になります。それでも積載性というニーズがあるなら積極的に指名したいモデルといえそうです。

(文/塚田勝弘、写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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