ビートルのルーフライン変遷

3代目ビートルと呼ぶべきか、2代目ニュービートルと呼ぶのが正確なのかは置いておいて、新しいザ・ビートルの受注が始まっています

3台並んだビートル。THE BEETLEもどう見てもビートルだがサイドビューは少し趣が違う

プレス向け試乗会の技術説明会では、インドネシア出身のエクステリアデザイナーであるクリスティアン レスマナ氏が初代、ニュービートル、ザ・ビートルのサイドビューのスケッチを描きながら、3世代それぞれのビートルに込められたデザインの狙いなどを説明。

THE BEETLEのサイドビュー。Aピラーから立ち上がり、緩やかなながらルーフラインは水平を描く

なるほどと思ったのはルーフのラインで、最も弧を描いているのは2代目ニュービートル。新しいザ・ビートルはビートル以外の何者でもないデザインでありながらルーフラインはAピラーから緩やかな弧を描きながら束の間、水平を描いています。これは後席の頭上空間に配慮したもので、確かに後席のヘッドクリアランスは十分に確保されています。初代は、よく見ると前席の後ろから後席の頭上あたりが頂点で、前席頭上あたりが頂点になっています。

エクステリアデザイナーであるクリスティアン・レスマナ氏によるザ・ビートルのスケッチ

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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