2016F1第18戦アメリカGPで、ルイス・ハミルトン選手(メルセデス)が第12戦F1ドイツGP以来となる6戦ぶりの優勝!ドライバーズランキング1位のニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)に26ポイント差までせまり、チャンピオン争いがますます面白くなってきましたよね。
ハミルトン選手が久しぶりにポディウムの頂点に、そして表紙に帰ってきた10月27日(木)発売の「F1速報アメリカGP号」の見どころを紹介します!
■FOCUS
ハミルトン選手は開口一番「今日はシーズンでも最高のスタート。完璧だったね。」と自画自賛。
日本GPで三年連続のコンストラクターズ選手権チャンピオンを決めたメルセデスは、直後にイギリス、ブラックレーにある本拠地で1000人以上を集めて盛大な祝賀会を開きました。
もちろん、ドライバー二人は主役として招集されましたが、ロズベルグ選手が翌日すぐに帰宅したのに対し、ハミルトン選手はアメリカ行きをさらに一日遅らせ、シミュレーターで「スタート練習」をしていたのだそうです。
「スパはまずまず。予選まで素晴らしかったモンツァでは出遅れて、シンガポールもダメ。セパンは良かったけど、鈴鹿は最悪だった。シーズン後半はとにかくスタートが結果を左右してしまったね。今回は先週、ファクトリーでエンジニアと一緒にやった対策の効果が出た。今日は最初から、うまくやれる自信があったんだ。こんな感触は今年になって初めてだった。もっと早くやっていれば良かったと思うくらいだよ。」(ハミルトン選手)
鈴鹿での惨敗後に迎えたアメリカGP。ハミルトン選手はどのように気持ちを切り替えたのでしょうか。
「アメリカっていう国が好きなんだ。どこよりもリラックスできる。相性のいいこのサーキットは、僕のハンティング場のようなものだしね。鈴鹿を終えてすぐに、いや、正直に言うと翌日だったかな。起こったことは全て忘れて、いつまでもグダグダ考えるのをやめにしたんだ。レースは続くし、前を向くしかないわけだからね。とにかく僕自身は、自分に何ができるか分かっているし、邪魔をするものがあるとしたらそれはマシンに起因することしかない。今日はそれがなかったから、本当に気分がいいよ。」