ついにFIA世界耐久選手権(WEC)が日本にやってきました!
とその前に、WECについてもう一度簡単におさらいしましょう。
WECの車両は大きく分けてスポーツプロトタイプカーとグランドツーリング(GT)カーの2種類があります。その中で車両規定などにより更にクラス分けをし、「LMP1」「LMP2」「LMGTE-PRO」「LMGTE-AM」の4つのクラス(WEC富士エントリー台数:LMP1クラス8台、LMP2クラス11台、LMGTE-proクラス7台、LMGTE-Amクラス6台)が混走して戦うのもWECの面白いところです。
トヨタは自動車メーカー系ワークスや有力プライベーターが参加するLMP1クラスに参戦。LMP1は独自設計が許されており、ハイブリッドカーを対象とするLMP1-Hybridと、ハイブリッドカー以外を対象とするLMP1non Hybridに車両規定が分かれています。
その最新技術を駆使したハイブリット車(LMP1-H)で総合優勝を目指すのは、ポルシェ、アウディ、トヨタの3チーム。
現在(第6戦アメリカ6時間終了時点)のマニュファクチャラーズランキングトップはポルシェで、第3戦ル・マン24時間で総合優勝を獲得したポルシェ2号車は、ドライバーズランキングでもトップに立っています。
マニュファクチャラーズランキング2位はアウディ。ドライバーズランキング2位につけているアウディ8号車は、第2戦スパ・フランコンシャンで今季初優勝を獲得し、その後もコンスタントに表彰台にあがり、1位のポルシェ2号車を37.5ポイント差で追い掛けます。
ポルシェ、アウディのトップメーカーと戦うトヨタは、マニュファクチャラーズランキング3位ですが、第5戦メキシコ6時間、そして第6戦アメリカ6時間と2戦連続3位を獲得したトヨタ6号車が、現在ドライバーズランキング3位! これはWEC富士でも十分に期待できそうです。