見どころは、将来のコンパクトクロスオーバーの将来像を示したとするデザインだけでなく、快適性も確保することで、先進的な都市生活者の期待に応えている点。
ひと目で分かるクロスオーバーらしい力強いエクステリアに、低めの車高とクーペのようなドライビングポジションが、コンパクトでありながらダイナミックな走りを予感させる革新的なパッケージを採用。
外観を上から眺めるとエクステリアとインテリアがキャビンを中心にした「X線状」でつながり、強い相乗効果を生み出す「インサイド・アウト」と呼ぶコンセプトが具現化されています。
また、ホイールアーチやルーフバー、電子ミラーを同じ素材感で仕上げることで、キャビン内側との一体感や連続性を演出。
レクサスの顔つきといえば、スピンドルグリル。フロントグリルを取り囲むボリューム感ある造形が同ブランドのアイデンティティを強調するだけでなく、三次元的な立体効果を狙っているそうです。
彫り深く、繊細な面の造形がクラシックスポーツカーを彷彿とさせるとともに、全体を貫く力強さが最新のレクサス・デザインらしさとなっています。
一方のインテリアは、前後席それぞれが異なった雰囲気が醸し出されています。
フロントは人間工学に基づきドライバーが主役のデザインで、ホログラムなどのヒューマンマシンインターフェイス技術を採用。三次元による先進的なドライビング体験を提供するとしています。
逆にリヤは、寛ぎの快適空間を演出。また、キャビン中心を縦に貫くコンソールや室内配色で、前後席空間の違いを際立たせているのも特徴です。
(塚田勝弘)