２代目カローラのにあったレザートップは何に見せるため？【Corolla Stories 12/50】

日本でハードトップというと、スポーティな2ドア車を思い浮かべますが、もともとは屋根が鉄板ならばどんなスタイルだろうが、ハードトップなのです。

それは、屋根がオープンカーのような幌などの場合に「ソフトトップ」などと呼んでいることの対比として使われていたのです。

そして2代目のクーペでは「レザートップ」なるものが設定されていました。これは鉄板のルーフやピラーに、革やビニール素材のフェイクレザーを張った屋根のことです。なぜそんなことをするのかというと、クーペなどではオープンカーが屋根を閉めた状態に見えるからです。よりエレガントな車にするために、こんな装飾もあったのです。

アメリカでは割と多く見かけることができたものなのですが、それは、かつての幌馬車のイメージを懐かしむひとが好んで選んだ、ともいわれています。

当時のクラウンハードトップなどにも設定があり、高級車やパーソナルカーにも設定が多く見られました。

（文：カローラせんせい／小林敦志）

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