フェラーリ史上初となるV8ターボ搭載の4シーター「GTC4Lusso T」がパリショーでデビュー

3.9LのV8 ターボエンジンは、610ps/7500rpm、760 Nm/3000-5250 rpm を誇り、「2016 年インターナショナル・ エンジン・オブ・ザ・イヤー」の総合部門1 位にも輝いた最新のエンジンになっています。

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V12を上回る最大トルクが目を惹きますが、V8 ターボエンジンは日常の市街地走行に適しているそうで、低回転域ではサウンドも控えめでありながら、一転して高速走行でのパワフルなサウンドを響かせるのが特徴。

さらに、フレキシブルなモジュラー・トルク伝達により低回転域からレスポンスよく、迅速なピックアップを広範囲で実現させているそうです。

同モデルの加速感は、低速域から高速域まで、ターボラグを一切感じさせないスロットルレスポンスを実現させた可変ブーストマネージメントによって強化。エンジン回転の上昇とともに途切れることなく滑らかにGを高め、3速から5 速の間のトルク曲線は、「GTC4Lusso T」の特徴的なスポーツ性と加速感をもたらします。

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また、ドライバーの意思に対応すべく、レスポンスを高めるためのチューニングも施されています。「サイドスリップコントロール(SSC3)」とともに装備された 4WS システムは、リヤホイール・ステアリングによりコーナーの入口と出口で前輪と同方向に後輪をステアさせることで、ステアリング操作に対する応 答性能をさらに鋭敏されているそうです。

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シューティングブレーククーペのコンセプトを備えたエクステリアは、ファストバックを思わせるシルエットを描く、鋭い流線型のフォルムが特徴。

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キャビンは、フェラーリならではのスタイリングと4 シーターGT のエレガンスを表現。ドライバーとパッセンジャーがドライビング・エクスペリエンスを共有できるように開発された「デュアルコックピット・アーキテクチャー」が採用されていて、10.25 インチの HD 静電容量方式タッチスクリーンを備えた最新インフォテイメントシステムも見どころになっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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