ホンダ『新型NSX』はこうして生まれる!【動画】

復活を遂げ、いよいよ日本での販売もスタートした新型「NSX」。

2370万円という車両本体価格も話題となりましたが、それと同じく開発そして生産がアメリカで行なわれたことも話題を呼んでいます。

新型「NSX」は、オハイオ州のメアリズビル四輪車工場の隣接地に新設された専用工場「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」にて行なわれています。

おそらく多くの方が想像するクルマの製造光景といえば、クルマが吊るされた状態で各工程を巡り、流れ作業的に組み立てられていくものだと思います。確かにこの作業方法は効率的で大量生産には有効です。さらに、設計を共用化して多彩なモデルを同一のラインに流せれば、効率はさらにアップします。

しかし、新型「NSX」のような高性能かつ高品質なモデルの場合、要求されるレベルは大量生産車とは別次元にあると言えます。さらに、一般的なスーパーカーではボディの製造などで外部サプライヤーの手を借りることもあるのですが、新型「NSX」ではボディの製造から最終組み立てまで完全内製化を実現しています。

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そんな新工場は、機械化による精密さと職人の感覚の見事な調和を果たしています。

NSXだけの専用ボディ製造をはじめボディパネルの塗装などは、専用開発されたマシーンが手掛ける一方、インテリアの組み付けや仕上がりの確認などは人の手によって行なわれています。

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この新工場では熟練の従業員(約100名)が携わっているわけですが、筆記試験や面接に加えて、NSXへの熱い想いも選抜の基準だったとか。

新型「NSX」の圧倒的パフォーマンスとそれをつくり上げている舞台裏を感じられる動画も公開されています。ぜひ、チェックしてみてください!!

(今 総一郎)