こんなのが動態保存してあるんだからスゲー!
見てください。1932年製のHelicon(ヘリコン)とかいうクルマです。飛行機じゃありません。自動車です。プロペラで走ります。
そんな方式にした理由は、どうも自動車という乗り物に、最新の“カッコいい乗り物”である飛行機の技術をとりこみたかったようです。フランス製のようです。
これは、Jason Torchinskyというユーチューバーだかジャーナリストだかが、そのヘリコンに試乗するという動画です。しっかし、こんな1930年代のゲテモノ自動車が動く状態で保存されているんだからすごいですね。
クルマの先端についているプロペラで動くわけなので、走るときには運転手のほうにものすごい風が来るわけです。いちおうウインドシールドはついていますが、屋根がついているわけではないので、風が巻き込んでくるでしょうね。
どうも走り出しが楽じゃなさそうです。そして、スロットルレバーこそ運転席の脇についているのですが、緊急ブレーキレバーは運転席の外、手を伸ばしても簡単には届きそうにないところについています。スーパーデンジャラスです。
後輪操舵ということもあって、曲がるときにはつねにドリフトをしているような感じだそうです。
ただ、メリットもあって、トランスミッションは必要ないし、パワートレーンのレイアウトも必要ないので、クルマがシンプルな構成になるようですね。
そして、なんといっても、クルマの前部で巨大なプロペラが勢いよく回っているというのがヤバい。
人を跳ねたりしたら、運転手にミンチが飛んできそうです。で、実際に、どんなことが想定されるのかを、ソーセージを使って試してみています。よくそんなことやらせてくれたな。
さあ、このヘンテコ自動車が実際に走っている場面は次のページの動画でどうぞ。