【WEC第6戦アメリカ】トヨタ6号車が2戦連続表彰台獲得!

いよいよ次戦は富士6時間(10月16日)です。ホームグランプリとなるTOYOTA GAZOO Racingから今回のレース結果、そして富士6時間への意気込みが届きました!

■TOYOTA GAZOO Racing代表 佐藤俊男氏

ここオースティンでも力強い走りが出来た事をとても嬉しく思います。この週末も決勝に向けて集中して準備した結果、ことが上手く作用し、ポルシェやアウディとレースの最後まで素晴らしい戦いをすることができました。

また、この猛暑の環境下でのチームメンバーによる確実な仕事を誇らしく思います。素早いピット作業や戦略などが結果に繋がりました。この結果を我々のホームレースである次戦WEC富士への弾みとし、日本のファンの皆様や関係者の方々に喜んで頂けるレースをしたいと思います。

2016_WEC_Austin_Wednesday_Trackwalk_8

■中嶋一貴選手(5号車) 

難しいレースでした。幾つも小さな問題が襲いかかってきて、とても全てを解決できる状況ではありませんでした。今シーズンは不運が続きますが、止まっているわけにはいきません。次の富士は我々のホームレースですから、とにかく前を向いて頑張ります。

■アンソニー・デビッドソン選手(5号車)

上手くいかないレースが続きます。我々の5号車は。不運を拾って歩いてるみたいです。車両に発生した問題によって本来の実力が発揮できませんでしたが、レースが進むにつれて更に悪くなっていきました。そんな状況でとにかく頑張るしかなく、ベストを尽くした結果が5位でした。残念と言うしかありません。

■セバスチャン・ブエミ選手(5号車) 

6号車は素晴らしいレースをした結果として表彰台を獲得し、心から祝福を伝えたい。一方、我々は厳しいレースでした。最初のピットストップのあと3位まで上がれて喜んだのもつかの間、技術的な問題によって上位浮上を諦めざるを得ませんでした。思うようなレースが出来ない状況が続きますが、何とかしてこの状況を変えていきます。

2016_WEC_Mexico_Saturday_7

■小林可夢偉選手(6号車) 

今日のパフォーマンスには満足しています。我々は、アウディとポルシェと僅差で戦い、エキサイティングなレースとなりました。素晴らしいピット作業をしてくれたメカニックに感謝し、3位表彰台へと導いてくれたチーム全員にお礼を言いたいと思います。誰もが完璧に、ひとつのミスも無く仕事をこなしてくれました。

■ステファン・サラザン選手(6号車) 

最高のレースでした。可夢偉、マイク、それに私も含めて良い仕事ができたと思います。チームもTS050 HYBRIDを素晴らしく仕上げてくれました。我々のペースはレースを通してずっと良く、さらにレース終盤は、信じられないほど快調でした。とにかく今日は本当に競争力があったと思います。今週末のアウディは本当に速かったので、3秒差はまずまずといえるでしょう。次のレースはトヨタのホームレース。頑張ります。

■マイク・コンウェイ選手(6号車) 

再び、今シーズン4度目となる表彰台に上がれて幸せです。我々のTS050 HYBRIDは、レース半ばにして、素晴らしい速さを見せ、今日のレースで手応えを感じていました。ステファンと可夢偉も素晴らしい仕事をしてくれて、メカニックも厳しい条件の中で、本当に頑張ってくれました。

WEC第6戦アメリカ決勝結果は以下の通りです。

■LMP1-Hクラス
順位/No./チーム/車名/タイム差
1/#1/ポルシェチーム/Porsche 919 Hybrid
2/#8/アウディ スポーツ チームヨースト/Audi R18/0’23”641
3/#6/Toyota Gazoo Racing/Toyota TS050-Hybrid/0’26”096
4/#2/ポルシェチーム/Porsche 919 Hybrid/1Laps                                                                              5/#5/Toyota Gazoo Racing/Toyota TS050-Hybrid/2Laps                                                           6/#7/アウディ スポーツ チームヨースト/Audi R18/6Laps

■LMP2クラス
順位/No./チーム/車名
1/#36/シグナテック アルピーヌ/Alpine A460
2/#43/スポーツ by モーランド/Ligier JS P2
3/#26/G-ドライブ・レーシング/Oreca 05-Nissan

■LM-GTE Proクラス
順位/No./チーム/車名
1/#95/アストンマーチン・レーシング/Aston Martin Vantage V8
2/#51/AFコルセ/Ferrari488 GTE
3/#71/AFコルセ/Ferrari488 GTE

■LM-GTE Amクラス                                                                                                                             順位/No./チーム/車名
1/#98/アストンマーチン・レーシング/Aston Martin Vantage V8
2/#78/KCMG/Porsche911RSR
3/#50/ラルブル・コンペティション/Chevrolet Corvette C7-Z06

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
続きを見る
閉じる