フットワークは軽快とまではいえませんが、5m超という全長、2mに迫る全幅、そして3m近いホイールベースということを考えると、パワフルな3.0L TFSI車はトルクフルで、ボディの重さを感じさせない走りを披露。
乗り心地の良さも魅力で、大きなタイヤを履く(試乗車は285/45R20)だけあって大きな入力に対してはそれなりに衝撃を伝えますが、不快さはなく、ボディの揺れも気になるほどではないです。
大型SUVらしいドッシリとした足まわりの動きですが、高速域になるとフラットライド感が増すだけでなく、十分に高級車といえる上質な乗り味を提供してくれます。
さらに、路面から遠いSUVということもあってタイヤからのノイズも抑制されていますし、エンジンや風切り音なども抑制されていて高い静粛性を味わえるのも魅力といえそう。
今回は乗ることはできませんでしたが、2.0L、3.0Lともにエアサスペンション装着車が設定されており、バネ下重量を大幅に削減したエアサスならさらに上質な乗り心地が期待できます。
(文/写真 塚田勝弘)
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