このイメージムービーですが、3作品で完結、かと思いきやなんと続編が流れています。
それが「THE WORLD IS ONE FUTURE」篇です。こんどの舞台は、なんと未来。設定も飛んでいますが、AE86も飛んでいます。
彼女に一目惚れ~アルバイトで愛車を購入~ドライブ中に彼女に恋人の存在発覚~なぐさめる友人~おっぱいのくだり~深まる友情、というシナリオはこれまでの作品とまったく同じですが、舞台が違います。現実世界ではなく、ブレードランナー風の未来都市。
これがとにかく緻密に作り込まれています。
人類はドーム状の空間のなかで生活しており、身近にはさまざまなロボット。
学校の制服は洗濯不要の未来素材でできており、主人公の胸のときめきを伝えるメガネは、心拍数も計測できるウェアラブル端末。
そして、高架に張りめぐらされた運転レーンを「飛ぶ」AE86。
ここで気づくのが、こんなに進んだ未来なのに、自動運転ではない点です。
これは「自動運転が完全に普通になったこの時代、若者たちのなかでハンドルを握ることができるクルマというものが大流行していた」という設定だから。
新横浜ラーメン博物館などの空間プロデューサー・相羽髙徳さんによる、ちょっとリアリティある設定です。
サウンド面ではミュージシャン槇原敬之さんも加わり、まるで1本の映画を見ているようなワクワク感も与えてくれています。
「たとえ未来になっても、僕たちは同じはずだ」のナレーションのとおり、クルマと異性への興味は世界共通、未来になっても変わらないでいてほしいですね。